私の愛用品 (12) Wasabi Premiumの金メッキカトラリー

これまで、私が長年にわたって愛用してきたファッションアイテムを「私の愛用品」と題してハイライトしてきました。

私の愛用品について
本Webサイトで紹介するアイテムの中でも、私の中で特に定番となっているものを紹介した記事をまとめています。 5年以上活用しており、今後も長く愛用していくことになるだろうと考える製品であることを基準としています (活用年数については一部例外あ...

今回は少し趣向を変えて、過去5年ほど私が気に入って使っているテーブルウェアについて触れたいと思います。「Wasabi (ワサビ)」というブランドの、金色のカトラリーです。

Wasabi Premium Goldのテーブルフォーク・テーブルナイフ・テーブルスプーン
Wasabi Premium Goldのディナーフォーク・ディナーナイフ・ディナースプーン
草土ストア - 信楽焼 窯元 うつわ工房
草土(そうど)公式のオンラインストア。信楽焼の器、皿、花器、酒器や、ステンレスカトラリー(WASABIシリーズ)、水牛アクセサリー(REBORNシリーズ)などを販売をしています。

東京・六本木の雑貨店で見つけて以来、かれこれ5年ほど愛用しています。とても気に入って使っているため、つい先日ストック用の一式を買い求めるに至りました。今回は、服飾品ではなく日常に溶け込むアイテムを紹介します。

Wasabi Premium Goldというシリーズ

色合い、そしてハンマーで叩いたような槌目 (つちめ) の仕上げが特徴的なこちらのカトラリー。Wasabiのいくつかのラインナップの中でも、「Wasabi Premium Gold」というコレクションに属するものとなっています。

独特の槌目とベース素材

そもそも、こちらのカトラリーは1本1,500円程度のものであり、特段高価なものではありません。そんな価格帯の製品に対して、職人がひとつひとつ金槌を振り下ろして模様を生むのも現実的ではありません。

そうした事情が購入時のパッケージに記載されており、槌目と見間違うようなプレス加工が施されているということが示唆されています。

Wasabiカトラリーの箱
Wasabiカトラリーの箱。槌目に関する説明がなされている

ベースの素材はステンレス18-8。本シリーズよりもグレードの低いシリーズ (Premiumでない単なる “Wasabi” シリーズ) はステンレス18-0を使っているとのことですが、ステンレス18-8の方が耐腐食性が高く、より機能的な素材とされています。しかし、Wasabi Premium Goldシリーズは金メッキされているのであまり関係がないような気もしますが……。

18-8ステンレスってナニ? | かっぱ橋道具街 高橋総本店
記念すべき第一回。私が働き出して最初に思った「何?」がこれでした。スプーンやフォークに「18-8」やら「18-10」やら「18-12」やら。どうやら品番でもなさそうだし、棚番か?と思いきや、それもハズレ。他にも店内商品を見てみると、「18-...

この槌目はあくまで意匠であり、機能的なものではないという理解です。雪平鍋にも槌目のような模様がありますが、これは鍋に火が掛かる部分の表面積を増やし、加熱の効率を高めるためだと聞いたことがあります。

金メッキ仕上げ

カトラリーは「シルバーウェア (Silverware)」とも呼ばれるだけあって、金色のカトラリーは他にまったく無いわけではないですが、珍しい部類に入るはず。今回紹介するもの以外で私が見たことがあるのは、フランスの高級ジュエリー・テーブルウェアメーカー「Christofle (クリストフル)」のカトラリーセット。24カラット (24金) メッキ仕上げとなっています。こちらはどう足掻いても手の出せる代物ではありませんが……。

Christofleの24カラットゴールドメッキのカトラリーセット
Christofleの24カラットゴールドメッキのカトラリーセット
出典: https://www.christofle.com/ja_jp/24-piece-flatware-set-for-6-people-in-24-carat-gold-gilded-metal-00065299000301.html (2024年8月取得)

翻って、Wasabi Premium Goldの表面加工は18カラットのイエローゴールドメッキ。0.06ミクロンと膜圧は薄めですが、この辺りも価格なりといったところでしょうか。

Cutlery by Wasabi Premium Gold

近くに寄ってみます。

Cutlery by Wasabi Premium Gold
Cutlery by Wasabi Premium Gold
Cutlery by Wasabi Premium Gold

ケーキフォークとティースプーンも。

Wasabi Premium Goldのケーキフォーク・ティースプーン
Wasabi Premium Goldのケーキフォーク・ティースプーン
Wasabi Premium Goldのケーキフォークとチーク製のトレイ
Wasabi Premium Goldのケーキフォークとチーク製のトレイ

上の木製のトレイは世界三大名木のひとつであるチークで作られたもので、下の記事で取り上げています。

5年ほど使ってみて

前述のとおり、最初に揃えた1式はかれこれ5年ほど日常的に使ってきました。そうした中で、部分的にメッキが剥げるなど、少しずつ経年変化が感じられるようになってきました。

追加で新品を入手したということもあり、手元の新旧を比べてみます。なお、これまで使ってきたものは食洗機ではなく手洗いで管理しています。

まずはディナーフォークから。向かって手前 (下) が使い込んだもので、奥 (上) が新品です。

使い込んだディナーフォーク (手前) と新品 (奥) の比較
使い込んだディナーフォーク (手前) と新品 (奥) の比較

やはり、フォークの先端はメッキが落ちています。写真では確認が難しいですが、他にもポツポツと地のステンレスが見えている箇所がありますが、著しくメッキが剥がれているという状況にはなっていないと思います。

使い込んだディナーフォーク (手前) と新品 (奥) の比較
使い込んだディナーフォーク (手前) と新品 (奥) の比較

ディナースプーンについても同様で、先の方は他の食器と擦れることが多いためかメッキが剥げ気味ですが、全体としては見栄えに問題はありません。

使い込んだディナースプーン (手前) と新品 (奥) の比較
使い込んだディナースプーン (手前) と新品 (奥) の比較
使い込んだディナースプーン (手前) と新品 (奥) の比較
使い込んだディナースプーン (手前) と新品 (奥) の比較

今回ストックを購入したことを契機にこの記事をしたためることとなったのですが、まだまだ新品を下ろす必要はなさそうだと再確認しました。

最後に

今回は、個人的に気に入っているテーブルウェアを紹介させていただきました。

Cutlery by Wasabi Premium Gold

Wasabiのカトラリー、私は贈り物としてもよく活用しています。ただし、ゴールドは好みが分かれそうなので、ステンレスのWasbi Premiumシリーズを選ぶようにしていますが。

Wasabi Premium Goldのカトラリーと金色のボウル

本Webサイトでは、他にもゴールドカラーのメタルウェアを多く取り上げています。ご興味があれば、下のリンクからアーカイブ記事をご覧ください。

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