先日、東京・新宿の伊勢丹を訪れた際に、とても素敵なハンカチがあったので購入してみました。
「Classics the Small Luxury (クラシックスザラグジュアリー)」というブランド発のハンカチです。
「ブルーミング中西」という、ハンカチやテーブルクロスなどのいわゆる「リネン類」のメーカーが提案する、手作業を駆使して作られたハンカチです。
私とハンカチと強迫観念
私は、「外出時にハンカチを持っていない」ことに、ある種強迫的な不安を感じます。家を出る前に忘れず持って出れば済む話ですが、そうでないこともしばしば。ハンカチの持参し忘れに気づくのが家を出て3分圏内程度であれば自宅に取りに戻りますが、気付かずに遠くまで出てしまった場合はコンビニなどで買って間に合わせることも少なくありません。
そのため、自宅には安物のハンカチが大量に溢れています。また、出先で頻繁にハンカチを買うので、かしこまった場所でハンカチを買い求めることもありませんでした。
そうした中で見つけたのが、Classics the Small Luxuryのハンカチです。
魅力その1 – 非常に多彩なカラーバリエーション
最初の写真の右側に写っているハンカチは、全部で108色ラインナップがある中の1色です。伊勢丹の店頭にも30から40色程度が並んでおり、非常に目を見張るものではあったのですが、総勢はそれをさらに上回るバリエーション。採算が取れるのか心配なところですが、インパクトは抜群です。
私が選択したのはターコイズブルー。個人的にも好きな色で、何となく目を惹かれました。ジャケットやオーバーコートの裏地もこうした配色にしてみたいところですが、いつも踏ん切りがつかず、保守的な色のものを選んでしまいがちです。
最初の写真の左側にあるものは、3色の切替えとなっています。こちらは、件の108色のシリーズとは別のものの模様。
魅力その2 – 手仕事を生かした仕上げ
上で挙げた108色という多品種なラインナップをカバーするためか、生地の染色は機械による自動化に頼らず、手捺染で仕上げられているようです。手仕事が直接風合いに現れてくるわけではありませんが、とても贅沢な使用であることは疑いようがありません。
さらに目を惹いたのが、縁の仕上げが手まつりであること。
手縫いによる、ふっくらとロールした縁の仕上げが高級感を醸し出しています。ポケットチーフでは一般的な仕様ですが、ハンカチではあまり見かけないような気がします。耐久性が十分なのかは気になるところです。乾燥機を使うのは躊躇してしまいます。
魅力その3 – 超長綿で折り上げられた生地
素材には海島綿 (Sea Island cotton, シーアイランドコットン) を使用しているとの表記。
メーカーであるブルーミング中西によると、超長綿を使用することで手触りや吸水性、放湿製といったハンカチとしてのコアな性能が向上するとのこと。
最後に
今回は、買い物の際にたまたま見つけたハンカチを紹介してみることとしました。
冒頭で言及したようなコンビニのハンカチよりは高価ですが、2,200円とお手頃な価格帯です。
手持ちのハンカチをこうした素敵なもので一杯にすれば、外出時にハンカチを持参し忘れることもなくなるのでしょうか?
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