Bespoke & Made-to-Measure

ビスポーク、またはMade to Measure (MTM) で製作いただいた服や靴、革小物などを紹介する記事をまとめました。
同じ誂え品ではあるものの、Made to Order (MTO) に分類されるものは下でまとめています。

Made-to-Order
誂え品のなかでも、Made to Order (MTO) で製作いただいた服や靴、革小物 (および一部ガジェット) を紹介する記事をまとめました。

ビスポーク・MTM・MTOというそれぞれの概念に明確な定義はなく、出典によってばらつきが見られますが、当サイトでは以下のような分類としています。

当サイトにおけるビスポーク・MTMとMTOの分類

当サイトにおけるビスポーク・MTMとMTOの分類

上で挙げたMTOの中でも補正を加えるものは、世間ではMTMとして扱われることが少なくないとも認識しています。
(百貨店のイージーオーダーや、ビスポークも手掛けるテーラーが安価に提供する工場製作のプランなどがこれに相当するかと思います)
一定数の方々の認知とのズレが生じているかもしれないものの、当サイトでは便宜上このような線引きを採用しました。

そして、上記の分類でビスポーク・MTMに分類されるものについては、当サイトではあえて明示的な区別はしていません。
これは、複数の作り手による同等の製法・仕様の製品があったとしても、それをビスポークと呼ぶかMTMと呼ぶかは作り手によって異なるためです。
例えば、木型製作を含めてドレスシューズを注文する場合でも、アッパーが古典的なデザインに沿ったものであればMTMと位置付ける作り手がいます。
一方、木型をスクラッチから起こしているのでビスポークだ、とする作り手もいるでしょう。
そうした作り手の意思を汲み取って記事にすることを考えると、ビスポークとMTMの間の境界は曖昧にしておくのが最善かと判断しています。

服飾品

2024年のワードローブ振返り

今年2024年に私の手元に加わった装いのアイテムを、過去の記事を振り返るかたちで紹介します。
カジュアルウェア

トスカーナラムシアリングのショートジャケット

広く普及しているムートンよりも毛足が長くて真っ直ぐなトスカーナシアリングで仕立てた、ショート丈のジャケットを紹介します。
ドレスウェア

トープ色のキャバルリーツイルで仕立てたトラウザーズ

英国のマーチャント〈William Bill〉のコレクションの中から、トープ色のキャバルリーツイルの生地でトラウザーズを仕立てました。
ドレスウェア

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スーパー160'sのウーステッドを8プライに撚糸し、340 g/mのトロピカルに織り上げた〈Dormeuil〉の〈15.7 8 Ply〉で、合物のトラウザーズを作りました。
ドレスウェア

Dormeuilの15.7シリーズ (1) 15.7 4 Plyで仕立てた紺ブレ

フランスの名門生地マーチャント〈Dormeuil〉に日本の商社が別注した〈15.7 4 Ply〉という素敵な生地で、ネイビーブルーのブレザージャケットを仕立ててみました。
鞄・革小物

象革のミニ財布を誂える

以前、クロコダイル革でビスポークしたクロコダイル革のミニ財布と同じデザイン・設計で、象革を使ったミニ財布を作っていただきました。完成した逸品を紹介します。
ドレスシューズ

ドレスシューズ仕立てのサンダル

夏の装いにピッタリな、ドレスシューズ仕立てのサンダルを誂えました。ハンドウェルト・ハンドステッチの十分仕立てで、同類のサンダルとは一線を画した一足を紹介します。
ドレスシューズ

注文靴の木型・シューツリー用の材木不足?

ビスポークをはじめとした注文靴の木型やシューツリー製作に使われる「シデ材」の供給が不足し、注文靴の納期が長期化する恐れがあるようです。素人目線ながら調べたことを紹介しています。
ドレスウェア

Thomas Masonの「Downing」で仕立てたドレスシャツ

最近、ドレスシャツを着用する機会がめっきり減ってしまった中、久しぶりにシャツを仕立てました。今回白羽の矢が立ったThomas MasonのDowningというコレクションの生地を中心に、誂えたドレスシャツを紹介します。
ドレスウェア

フォーマルな夜会でダークスーツを装う

先日、少し畏まったカクテルパーティーに招かれました。その際にダークスーツの着こなしについて考えたこと、そして当日の装い (再現) について紹介します。