Bespoke & Made to Measure

ビスポーク、またはMade to Measure (MTM) で製作いただいた服や靴、革小物などを紹介する記事をまとめました。
同じ誂え品ではあるものの、Made to Order (MTO) に分類されるものは下でまとめています。

Made to Order
誂え品のなかでも、Made to Order (MTO) で製作いただいた服や靴、革小物 (および一部ガジェット) を紹介する記事をまとめました。

ビスポーク・MTM・MTOというそれぞれの概念に明確な定義はなく、出典によってばらつきが見られますが、当サイトでは以下のような分類としています。

当サイトにおけるビスポーク・MTMとMTOの分類

当サイトにおけるビスポーク・MTMとMTOの分類

上で挙げたMTOの中でも補正を加えるものは、世間ではMTMとして扱われることが少なくないとも認識しています。
(百貨店のイージーオーダーや、ビスポークも手掛けるテーラーが安価に提供する工場製作のプランなどがこれに相当するかと思います)
一定数の方々の認知とのズレが生じているかもしれないものの、当サイトでは便宜上このような線引きを採用しました。

そして、上記の分類でビスポーク・MTMに分類されるものについては、当サイトではあえて明示的な区別はしていません。
これは、複数の作り手による同等の製法・仕様の製品があったとしても、それをビスポークと呼ぶかMTMと呼ぶかは作り手によって異なるためです。
例えば、木型製作を含めてドレスシューズを注文する場合でも、アッパーが古典的なデザインに沿ったものであればMTMと位置付ける作り手がいます。
一方、木型をスクラッチから起こしているのでビスポークだ、とする作り手もいるでしょう。
そうした作り手の意思を汲み取って記事にすることを考えると、ビスポークとMTMの間の境界は曖昧にしておくのが最善かと判断しています。

ドレスウェア

手縫いの閂 (かんぬき) について。ドレスウェア編

手縫いのドレスウェアの雰囲気を高めてくれる閂止め。手持ちの洋服をもとにマイナーなディテールに着目していきたいと思います。
ドレスウェア

舶来のメタルボタン。London Badge & Button

ブレザーボタンを仕立てるにあたって独自に買い求めた、金メッキ仕上げのボタンを紹介します。英国のボタンメーカー「London Badge & Button」によるメタルボタンです。
ドレスウェア

3プライウールモヘアのトラウザーズ。その生地について

今年の春夏シーズンに合わせて仕立てていただいた、ハイツイスト (強撚) のウールモヘアを使用したトラウザーズ。 ハイツイストのウールモヘアを使用した春夏向けトラウザーズ 余分な前置きは無しにして、早速ご紹介したいと思います。 パリッとしたハ...
ドレスシューズ

シームレスホールカット製法で作られたオックスフォードシューズ

アッパーの釣込みに特殊な技巧が必要とされる「シームレスホールカット」のテクニックによる、ロングヴァンプのオックスフォードシューズを製作していただきました。少しばかりの写真を交えて紹介します。
ドレスウェア

トラウザーズ注文におけるニッチな (?) カスタマイズ

トラウザーズ (パンツ、スラックス) のオーダーは意外と奥が深いものです。個人的な経験に基づいた、恐らく他ではあまり着目されることのないニッチなカスタマイズのアプローチを2点紹介しています。
生地・素材

既成のスムースレザーに型押しする、という選択肢

少し前に、東京の靴職人の方に型押しのカーフを使ったビスポーク靴を製作いただきました。 スコッチグレイン型押しのカーフを使用したエプロンフロントダービー | Apron front derby made of scotch grain emb...
鞄・革小物

クロコダイル革の小物を作る (4) 作品の紹介

クロコダイル革を使用したミニ財布をフルオーダーで誂えていただきました。ワニ革の美しい斑 (ふ) が活かされた作品を、写真を交えて紹介します。
鞄・革小物

クロコダイル革の小物を作る (3) 仕様の最終化と発注

クロコダイル革のミニ財布をフルオーダーで製作いただきます。提案いただいた革を生かしたデザインや仕様を決めて、発注を終えるまでの経緯を紹介します。
鞄・革小物

クロコダイル革の小物を作る (2) 工房探しと革探し

クロコダイル革のミニ財布をフルオーダーで作ってくれる、東京近郊のメーカー・工房を探してみました。また、希望するイメージに近い革に辿り着くまでの経緯も紹介します。
鞄・革小物

クロコダイル革の小物を作る (1) きっかけと複雑な思い、そして告解

ラグジュアリーな雰囲気を讃えるクロコダイル革を使って、ミニ財布を作ることを思い立ちました。しかし、ワニ革は近年のSDGsの観点からどのように映るのでしょうか?そうしたことを考えてみました。