もう1年近く前のこととなりますが、旅行でタイに赴きました。
そこで購入してよかったなと感じたのが、タイトルにもあるチーク (Teak) 材の雑貨。今回は、私がタイで購入したチーク材の小物を紹介したいと思います。
チークとは
ウォールナット・マホガニー・チーク。この3つは、世界三大銘木として広く知られています。中でも、チークは東南アジアが主要な産地となっており、タイにも自生しています。
油分を多く含み、腐食に強いので、古くは船舶の甲板などに使用されたというチーク。現代では、建物の内装や高級家具を中心に活用が進んでいると聞きます。下の記事で紹介した自動巻き時計のワインディングマシンも、筐体はチーク材となっています。
かねてより、熱帯の国々を訪ねることがあれば、現地で有名なエキゾチックウッドの製品を手に入れたいと願っていました。タイの場合はチーク材が有名とのことなので、チーク材に狙いを定め、観光の合間に探しに出かけることとしました。
私が購入したもの: Chabatreeの食器
そんなチーク材の雑貨を求めて、ショッピングモールから旧市街、家具屋、チャットチャック (Chatuchak) を含む市場などに足を運びましたが、それらしきものは一向に見当たりません。チーク材と併せてワニ革 (鞄や小物などに仕立てられていない、なめされた革の状態のもの) も探し求めましたが、こちらは完全な空振りでした。ただ、ワニ革については運良く取扱店が見つかったとしても、輸出許可書という高いハードルが待ち構えていますが……。
バンコクを離れる直前に、〈セントラルワールド (Central World)〉というショッピングモールに立ち寄った際、木製のキッチンウェアがあるなと気付いて立ち寄ったのが〈Chabatree (チャバトゥリー)〉というメーカーの店舗でした。
メインで取り扱っているのはアカシアの木を使った商品ではあるものの、一部はチーク製であるとのこと。ようやく、今回の旅で初めてチーク材のグッズに巡り合うことができました。
チーク材のテーブルスプーン
一点目は、チーク材を削り出して作ったと思われるテーブルスプーン。
木のスプーンはそれほど珍しいアイテムではないですが、チークのような銘木を使ったものは聞いたことがありません。上述のとおり、油分を多く含む頑丈な木なので、カトラリーにはうってつけの木ですね。
チーク材のお箸があってもいいのかも…… なんて考えていたら、同社のオンラインストアにはありました。私が訪ねた店舗には、チーク材のお箸はなかったはずです。当時は取り扱いがなかったのか、私が訪問した後にラインナップに加わったのか、それともただの見落としだったのか。
チーク材の小さなトレイ
もう一点購入したのは、チークの木目が美しいトレイ。
今回この記事を書いていて知ったのですが、こちらは〈Oshibori Tray〉すなわちおしぼり置きとして作られているものなのだとか……。私は、ナッツや乾き物を開けるのに使っています。
上の写真に写っている金色のカトラリーは〈Wasabi (ワサビ)〉というブランドのもので、下の記事で紹介しています。
おまけ: Good GoodsのTシャツ
Chabatreeのすぐ隣のお店で購入した、〈Good Goods (グッドグッズ)〉というブランドのTシャツ。ユルい像のイラストがいい味を出しています。自宅からオンライン会議に参加するときに着ていると、すこぶる評判の良い一着なのです。
最後に
今回は、私がタイに出向いた際に買ってよかったと感じたグッズを紹介しました。日本のECショップでも取り扱いがあるようなので、現地でしか手に入らない、といった類のものではありませんが (今の世の中、モノはだいたい何でも手に入ってしまうのも事実)。自宅で使うもよし、バラ撒くもよし、かと。
銘木・エキゾチックウッドという繋がりでは、過去に取り上げた「一本木の傘」についても併せてご参照いただけると嬉しいです。英国の有名な傘メーカー「Fox Umbrellas (フォックスアンブレラ)」の、エキゾチックウッドを使用した一本木の傘について調べたことをまとめています。
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