過去10年ほどにわたって米国が抱えている、政治的・経済的・信条的な分断のエスカレーションの先にあるひとつのシナリオを描いた本作。深刻な分極化の先に待ち受ける結末が強烈なメッセージを残したとともに、エンターテインメントとしても非常に楽しめました。主要人物の心情描写も巧み (前述のとおり、普段あまり映画を見ないので偉そうなことは言えませんが) なものでしたし、有名な “What kind of American are you?” のシーンからラストまでの畳み掛けに、終幕後も1時間ほど胸が騒つきっぱなしでした。
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