レンズ交換式カメラの多くには、メーカー純正のストラップが付属しています。
メーカー名やカメラのブランド名が全面に押し出された付属ストラップ。私は何となく使うのに抵抗があり、主張の少ないストラップを別途買い求めてきました。
過去10年来、個人で活動されている革工芸作家の方が作られた本革のストラップを使用していたのですが、少しくたびれてきたので代わりのものを探していました。そんな中、〈Rock n Roll (ロックンロール)〉というストラップメーカーを知ることとなり、数あるモデルのひとつである〈Midnight Blue Lash (ミッドナイトブルーラッシュ)〉を導入してみました。
Rock n Rollとは
キプロスを拠点とする、カメラストラップとカメラバッグのメーカーのようです。
私はカメラストラップについてWebで検索をする中で、たまたまRock n Rollのことを知った次第です。日本にも販売代理店があり、そのオンラインストアからRock n Rollのストラップを購入することができます。しかし、東京近辺のカメラ店・家電量販店での取り扱いを見つけることはできず、購入前に実物を確認することはできませんでした。
カメラストラップは本革製のものが大半を占めており、他にはない独特のデザインが目を惹きます。
スクリーンショット出典: https://rocknrollstraps.com/product-category/camera-straps/ (取得: 2023年8月)
Leather Lashシリーズのストラップ
今回、私は本革を使用した丸紐状のLeather Lashシリーズに目をつけました。
レンズ交換式カメラのストラップは薄くて幅の広いものが大半ですが、断面が円形になるようなロープ状の外観に興味を持ちました。Leather Lashシリーズにはプレーンな革を使用したもの、革を編み込んだもの (Braided)、パイソンのように銀面を鱗状に加工したもの (Mamba) がありますが、私はプレーンなものを選択しました。
前述のとおり、家電量販店などで実物を見ることが難しいため、色をどうするか思案しました。カメラ本体が黒なので黒が無難かと考えましたが、ものは試しとミッドナイトブルーを選んでみました。
ミッドナイトブルーの実物の色味は下の写真でよく表されているかと思います。想定したよりも明るい色味でしたが、悪目立ちはしないでしょう。
長さを100 cm・125 cmから選択できるほか、カメラへの取り付けに丸カンを使う通常版と革紐を使うSL2 (Leica SL2のことを指す模様) 版から選ぶことができます。手持ちのストラップの長さを参考に、125 cmの通常版を選んでみました。
Rock n RollのWebサイトや販売代理店のオンラインストアには、素材は「Napa leather」としか説明されていません。触った感じ、山羊革かなと思いましたが、シボや毛穴の様子からすると牛革かも。
カメラとの接合部は、牛革と思しき厚みのある革で補強されています。
手持ちのカメラに取り付けてみた
カメラとの取り付けには、付属の丸カンではなく市販の三角カンを使用しました。このストラップを取り付けるのに十分な、内径13.5 mmのものを選んでいます。
なお、以前は〈Snaps (スナップス)〉というメーカーのスナップジョイントという製品を使っていたのですが、Lashストラップとうまく組み合わせることができず、使用を断念することにしました。
ミニマルな外観が好印象です。
直径12 mm程度の細い丸紐状のストラップですが、中の詰め物が柔らかいので、機材が重くない限りはストラップの締め付けが苦しく感じることはありません。冒頭の写真の組合せだと、カメラ本体・レンズ合わせて1.5 kg程度となり、それほど苦にはなりません。しかし、ここに500 g程度のクリップオンストロボを取り付けると、途端に機材の重さをずっしりと覚えるようになります。
最後に
最近導入した、Rock n RollのMidnight Blue Lashというカメラストラップを紹介しました。
Rock n Rollからは他にも個性的なストラップが多くリリースされており、気分に応じてもう1, 2本使いまわせると楽しいかなと感じます。ただ、だとすると前述のSnapsや〈Peak Design (ピークデザイン)〉の金具を使った脱着との上手い組合せが必要になりそうです。この辺りはもう少し研究していこうと思います。
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